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2019年12月10日 (火)

原水禁世界大会in長崎

8月6日~9日、3名の職員が原水爆禁止世界大会へ参加してきました。

==参加者感想==

1 今回初めて原水爆禁止世界大会に参加させていただきました。戦争や原爆のことは、自分の生い立ちの中でも、学校の授業などで触れてきました。そのことで戦争は二度と起こしてはいけないという思いは幼心にもっていたものでした。
 しかし、今回参加して、三田村シズ子さん(長崎原爆被災者協議会)のお話や分科会での被爆体験を聞いたときに、改めて、その悲惨さを感じました。その中で、80歳も超える方が、幼い時に受けた記憶を喋ることができずにいたこと、ようやく自分の体験を話す気持ちになり、大会に参加したが、いざ話す時には涙をながして話すことができない姿もみて、長い年を経てもいまだ戦争の傷がいえていない現実を知り、非常に心が痛みました。
2 特に原爆の被害というものは、一緒に朝ご飯を食べていた人が、5分後には骨になっているという、現実とは思えない事象を引き起こし、強力な放射線によってその後の偏見や病気が長い期間にわたって影響を与えることが本当に恐ろしいと思います。
 各国の利害関係から離れ、抑止力などと思わず、核兵器を一斉に放棄して平和な世界が実現するよう願い、自分なりにできることを実践していけたらと思います。

下馬みどり保育園 小原 亨

 

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3 長崎での4日間は、初めて見聞きすることの連続でした。今まで、学校の授業やニュースで得ていた知識はありましたが、実際に現場を見ることで原爆の威力・怖さを知ることができました。
 爆心地の周辺はすでに住宅地や商業施設が立ち並び、当時の面影がないだけに、実際にこの地で起きた出来事なのかという不思議な感覚にもなりました。
 原爆投下から74年過ぎているにもかかわらず、被爆者の方たちを現在まで苦しめ続けていることを再認識させられました。それと同時に、74年たった今も、当時の記憶を克明に語られる様子に、原爆がどれだけの衝撃を与えたものなのかということも考えさせられました。
4 被爆者の方たちの思いは人それぞれで、同じことに悩んでいるわけではなく 『 原爆の被害者 』 と一括りにもできない現状も学びました。
「平和な世界」に向けて、私たちの世代が考えるべきことは何なのか。まずは、関心を持って物事をとらえることから始めたいと思いました。

田子のまち 海野 利香

 

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5  今回14 年ぶりに原水禁世界大会に参加させていただきました。
 特に印象に残っているのは3 日目の分科会「被爆体験の継承・普及と援護連帯」でした。被爆者の方が何名も参加されており、当時の様子をたくさん語っていただきました。青白い稲妻と地響きがなったかと思ったら、暴風で家の下敷きになってしまったこと。母親が家の下敷きになってしまい火の手が迫ってくる中、お母さんごめんなさいと言って逃げたこと。逃げ惑う中、皮膚がたれ落ちて歩いている人や血や泥で赤
黒く染まった川に浮いている死体の山など直後の様子。数日後から髪が抜けたり目がチカチカしたり物を食べてもいないのに下痢が出たこと。 傷口から入り込んだ蛆虫を頭皮をめくって取り除いたこと。今なお悩ます原因不明の病気など様々な体験談を聞くことができました。
 その中で、ある被爆者の方が「被爆者は人間らしく生きることも人間らしく死ぬことも許されなかった。人間が人間らしく生きるには核兵器廃絶しかない。核兵器をなくすまでは死ねない。」とおっしゃっておられたのが特に印象に残りました。
 何度も聞いてきた被爆体験ですが、どれも生々しい情景が目に浮かぶようでした。どの方も思い出すのも嫌だと思われるのに、後世に伝えるために伝えていただいたのだと思います。中には数年前までその当時を思い出したくないために、戦争関連の映像が流れるとすぐにテレビを変えていたが、あるきっかけがあり被爆体験を話すようになったが、最初の講話では絶句して話すことができなくなってしまったという方もいらっしゃいました。
 私たちの世代が被爆者の方の話を聞ける最後の世代だと言われており、分科会の問題提起でも「被爆者のいる時代が終わり、いない時代が始まるが危機感を感じる」とありました。
 被爆者をこれ以上増やさないためにも私たちの世代が核兵器の恐ろしさを伝え続け、核兵器のいらない世界を作っていくことが重要になってきます。ICANのノーベル平和賞受賞や核兵器禁止条約の批准国が 25 か国に増えるなど、世界は非核化の方向に大きくかじを切っています。そして来年は NPT 再検討会議が開催されます。
 私たちにできることは、今回原水禁世界大会に参加した宮城県代表団の人たちと思いを共有し、実際に長崎の地に行って見たこと、感じたことを周りに伝える。そして、報告だけで終わるのではなく、過去に参加した人たちも巻き込んで運動を作ることだと思います。
 二度と核兵器が使われるようなことがないよう、平和で公正な世界の実現のために今後も活動していきたいと思います。


宮城野の里 小野 泰明

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 9月7日に原水禁世界大会の報告会を兼ねた平和パーティーを行いました。
 原水爆禁止世界大会・核廃絶運動の歴史や情勢の話、参加者からの報告、平和に関する絵本の朗読などに耳を傾けるとともに、食事を囲んで交流を図りました。参加者の感想や報告にもある通り、被爆者の方の話を直接聞ける最後の世代と言われている今、これから迎える被爆者のいない時代に再び被爆者が出ることがないように、本当に今が被爆者の話を聞ける最後の世代となるように、平和の運動を推進していきましょう。

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